多嚢胞性卵巣症候群は若い女性でも薄毛になる可能性がある

多嚢胞性卵巣症候群は若い女性でも薄毛になる可能性がある

男性には若ハゲと呼ばれる症状がありますが、実は女性の薄毛も若い年齢から現れることがあります。女性の薄毛は、ホルモンバランスが大きく変化する妊娠、出産、更年期などで発症することが多く、女性ホルモンのエストロゲンが減少することによって引き起こされるケースが多いと言われています。

 

また、女性薄毛の1%は婦人科系のホルモン異常によるもので、薄毛以外にも体毛が濃くなったり、ニキビができやすくなったり、様々な症状があります。婦人科系の疾患で薄毛を引き起こすものに、多嚢胞性卵巣症候群があります。

 

多嚢胞性卵巣症候群とは、女性10人に対して1〜2人程に見られる症状で、卵巣に膨らんだ卵胞が12個以上ある状態や卵巣の体積が大きくなっている状態、月経異常や黄体ホルモンの過剰分泌などが合わさったものですが、何が原因で起こるのかなどのメカニズムはまだ解明されていません。ダイエットによる急激な体重変化なども、発症の引き金になっているのではないかと言われています。

 

多嚢胞性卵巣症候群では、定期的な排卵がスムーズに行われなくなったり、排卵自体がなくなるケースもあり、不妊や生理不順などが起こります。また、黄体ホルモンの過剰分泌で、体毛が濃くなったり、筋肉が増えたり、声が低くなったりする男性化の症状が出ます。

 

大半は若いうちから症状が現れますが、根本的な治療も確立されておらず、年齢や症状の重さによって治療法が選ばれます。症状が重ければ、排卵を促したり過剰分泌される黄体ホルモンを消費するような薬物を使用したりします。頭皮の薄毛に加えて、男性化の症状などが現れた場合には、婦人科で診断を受けてみてはいかがでしょうか。

女性薄毛